2011年6月25日土曜日

老犬の魂、アメリカ各地から

LENS (The New York Times)

By KERRI MACDONALD
掲載日:2011623日、5:00 AM

人間と同様、犬も年をとる。犬は、目が弱り、体が痛む。
人間と違い、犬は幸せにも何も知らないで老いてゆく。

もしくは、ナンシー・レヴァインさんには、彼女のペットであった、ルルとマキシーに、若かりし黄金時代を見たのかもしれない。この老犬の姉妹は、彼らが所有するの最初の本「真実の犬の本」の題材となり、8年に渡る努力となった「アメリカ各地の老犬たち」を生むきっかけとなった。

レヴァインさんは、人間と犬との間の相互作用を調べたかった。犬が、米国の家庭において、最も一般的で愛情で結ばれているからだ。彼女は決めた。年老いた犬は特に、彼らの飼い主の生活の場所が彼らの場所だから、そこで動き回る。事情はいろいろあるが。彼女は、このプロジェクトを、「アメリカ人」を犬のようなものとしてを見ている。アラスカからコネチカットに至る、この国を眺める窓として。

レヴァインさんは、 言うまでもなく「犬の写真家」だが、まぎれもなく犬を愛している。彼女は、ニューヨークとシアトル間を行き来する。彼女は今、2匹のミニチュアオーストラリアシェパードを飼っており、5歳のハービーと、7月に4歳になるソシである。

彼女の対象である老犬は、保護区に収容されたものもある。彼女は、獣医と連絡をとった。彼女は「犬の人々」連絡をとった。プロジェクトが進むにつれて、レバイン氏は、それぞれの犬は、人間のように、それぞれのやり方で彼女の写真を特徴づけることがわかった。写真は、かわいい。そして、犬の目には、深さがある。高貴さ、さらには風格を漂わすものもあり[スライド2]。あるいは、ふと子犬時代のことを思い出しているように見えるものもある[スライド48]

彼女レバイン氏は、およそ、15歳以上の犬を求めている。大柄な犬は大丈夫だが、あまり長生きではない。彼女は本を発行するまで、彼女は提案を聞く。

「もし、誰かがウィスコンシン州で20歳の犬がいると言うのなら、」彼女は言う。「私は、すぐに飛行機に乗るだろう。」(我々と話した日、ある飼い主からのメールをもらった。その犬「老紳士」は、18歳、関節炎に苦しんでいる犬で、「少し偏屈なシェットランドシープドッグ」だと説明された。悪い腰はさておき、彼の若々しい心で持ちこたえている、と飼い主は言った。)

レバイン氏は、彼女のプロジェクトを、死についてのことだと考えてほしくない。それは老いることの尊厳と、おそらく何よりも、人間の懸念に関係なく、老いることの喜びを伝えたい。

「犬は、今を生きている。」レバイン氏は言う。「我々は違う。我々の体はもろい。我々は、過去のことを、もっと違ったようにできたのではないかと考え、将来のことを、私たちに何が起こるのか、と考えている。」

(終)

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